今日ラッキーな1日 9月24日シングルハンドレース


 昨日からの雨の音がバシャバシャと屋根をたたく音を聞いて、このまま寝ていようかと思ったのだけれど、エントリーの連絡も入れているし、とりあえず眠い目をこじ開けて、雨の第3京浜をシーボニアに。シーボニアに近づくにつれて雨も少なくなり、曇り空ながら何とか止んだのが今日の第1のラッキー。ド近眼の私、雨は大嫌いのヨットレース雨天中止推進実行委員会委員長。ばたばたとフィッティング、艇長会議に駆けつければ、オリンピック女子マラソンは後5キロの高橋尚子の走りを見られてまたまたラッキー。

 ちょっと早めにスタート海面に着いて、潮のチェック。風がほとんどないので、流れは重要。300度4マイルのコースは、北が吹いても南が吹いてもほとんどリーチングで鶴木レース委員長の考えとおりイージーなコース。ちょっと吹くとどんな船でもそこそこ走ってしまうのです。クローズホールド、スピンランのセーリングを前提に作られた我がSHARK Jにはなかなか手ごわいコース。今日は弱い北風が少し西に振れ、一本のぼりとはいえ、クローズホールドでぎりぎり300度、帰りはスピンがあがりそうな第3のラッキー。

5分前までエンジンは使えるのがルールながら、キャビンにもぐりこまないと停止ができないSHARK J、早めにエンジンカット、風がないのでラインから離れないように粘る。

 なかなか良いポジション取りのピレウスを交わし、何とかトップで、のんびりと走り出し、後ろを見れば、強敵シマYはラインまでまだまだ。パフがくればティラーをきり、ジブをひいて、メインをひく、普段の3人分をこなすうち、汗だくになり、雨の心配もなくなり1枚づつストリップ。このときの汗がひえたせいか、月曜からは風邪ひいてしまいました。弱いながらも、ちょっとは安定した風に、マークを探して一直線、やっぱりシマYは40フィート、だんだん追いついてきます。マークを発見、スピンのセットなどしていると、またもや風はうろうろしだし、結局ツータックでマーク回航。4回目のシングルハンドレースにして、初めてスピンのあがる風、ここはひそかに練習した甲斐あって、まあまあのスピンアップ、今日はスピンを上げただけでも大満足。これで後続を引き離そうと、シマの回航時間をチェック、5分以上は離していて、一安心。右手にスピンシート、左手はティラー、右足で暴れるメインシートを抑えてか弱い風を拾いながらだましだましのセーリング。フィニッシュの本部船が確認できたころ、風は東に振れてスピンダウン、南に振れる前兆を捕らえて無事小網代灯標を回り込んでのフィニッシュはタイムリミットまで6分のぎりぎりでラッキー。
 相手を考えれば失礼ながら勝ってあたりまえのレースかもしれないのですが、結構きついレーティングを背負っているので、なかなか勝てません。やっぱり1番は気持ちのよいものでした。

風ないですね。誰も乗ってないみたいに見えます。
 画像をクリックすると大きくなります。
持ち回りですが立派な盾です。ダブルハンドのTシャツで失礼しました。