VITE31 SHARK-X
進水 2008/11/18 名古屋 11/22-23シーボニアに回航
建造 株式会社 ツボヰヨット
バキュームレジンインジェクション工法
☆ VITE31 11号艇☆

設計 横山一郎・金井亮浩

LOA 9.50m
LWL 8.40m
B   3.02m
Draft 2.00m
Disp  3.05ton
Ballast :FINKEEL Type 1.2ton
 バルブキールも選択できるがフィンキールを採用
ENGINE :Yanmer 2YM15-SD20
主なオプション仕様
 内装
    * バース、前部椅子除去
    * ギャレー:ポット置き設置
  ほとんど標準仕様、テーブルも棚も外すことも無し増設も無し

 窓  * トイレのオープンポートをクォーターバースに移動
    * トイレに丸型オープンポート設置
 デッキ 艤装
  * ステー:ダイフォーム(伸びにくいワイヤー)に変更
    サイドステーはオーバーラップジブ対応
  * スタンション:中央2組はステー付きに変更
        下部ワイヤーの通る高さを低めに変更
  * アルミトウレール:ハイキング時足が痛くないようにサイドステーより
        後方をカットしてフラットに加工
  * メインシートトラベラー:コクピット後部に移動
  * 白色ハンドレール設置
  * ノンオーバーラップジブ用バーバーホーラーシステム追加
  * レイジージャックシステム追加
  * その他、バックステーシステムなど変更
  * ブーム:ノンオーバーラップ仕様(E=4.45m)
  * カーボンスピンポールに変更
 一部ロープ類処理、シートバック、デッキカバー等自作設置
ユーザーインプレッション
内装:適当にウッドをあしらったキャビンは明るいばかりでなく
、一度入ると外に出たくなくなるような落ち着いたムード
にできあがっています。
バキュームレジン工法のため
(型にあたっていない)ハル内側も綺麗に
仕上がっています。インナーモールドは、
ギャレー部分などに使われていますが、艇内
殆どの部分がモールドをはがすこともなく
手が入り、点検メインテナンスに困ることはありません。
キャビン天井もレザー調の内張が簡単に外せるようになっており
、デッキ艤装の変更などに困らないのはセーラーにとって
ありがたいことです。
 コクピット部分などはデッキ艤装品がとりつくので、
インナーモールドがあるとメインテナンスはもちろん
艤装品の取り付けなのにも制約が出来てしまいますが、
綺麗に磨きあげられた内部は乗り手による改良を楽に
しています。もちろん必要な部分は前もってデッキコア材も強度の
ある物にされていますがどこにでも穴を開けて良いという物
ではありません。
計器:NEXUS 風向:風速:スピード:デプス:デジタルコンパス
    マストにジャンボメーター設置
    ポータブルGPS連動 (GPSプロッターは設置していない)
    一部計器設置自己作業
デッキ:ハルと同じくバキュームレジン工法で作られたデッキは
硬性も十分で、建造中ハルにつける前にデッキ上を歩き回っても
たわみを感じないくらいです。遮音の効果もあるようで、セーリング
中もキャビン内で静かに睡眠を取ることが出来ます。
よく考えらたデッキとコクピットは動きやすくレースを楽しむのにも
十分です。
ドックハウスはハリヤードをハッチカバーの下に通したので
すっきり出来ています。すっきりしているので捕まるところがない
のでSHARK−Xでは、白いハンドレールを見つけて取り付けて
もらいました。通常のオプションはステンレスのハンドレールに
なります。
ドックハウスのコーナーは一部滑り止めがないのですが、ここは
滑り止めテープを貼り付ける予定です。コーナーはノンスリップ加工
をしてもこすれて滑るようになるのでテープで時々貼り替えるのが
正解のようです。
セール
 メインセール :ノーマルローチ  
          :スライダー仕様
 133%ライトミディアムジェノア
 104%(ノンオーバーラップフルサイズ)ヘビージェノア
 95% #3ジブ
 0.6オンススピン(追加予定あり)
 ストームジブ:トライスル(SHARK-Jより転用)
 以上 NORTH SAIL (PANEL RACING仕様)
COMMENTS
 よく考えられた標準の内装を尊重し、特別にレース用にもクルージング用にも変更をしていない。
 レースボートとする場合はスターンロッカー内の棚とか、フォクスルの扉など除去する方が良い物もあるが
 FIRST(FAST) CRUISERとしてそれらの物も一切削っていない。
 デッキ艤装は、チームの使い勝手にあわせて一部変更、作業は継続中
 ベンチの無いレーシングコクピットの選択枝もあったが、予算の問題と、体力の問題からノーマルコクピット
 を選択
 コクピットを広く使うために、トラベラーを後部に移動
 セール選択は予算と使用頻度を考えて選択
 使用頻度の少ないオーバーラップヘビージェノアを省略し、ノンオーバーラップヘビーにした。広い風速に対応
 出来るので#3は小さめに#3.5のイメージ。
 気楽にセーリングする事を重要視してスライダー仕様とレイジージャックを採用 
TUNING
 継続中
 マスト位置はくさび調節によりは標準より12mm程度後方に移動
 フォアーステーは標準より30mm長くしている。
CONTACT http://www.aiolos26.net/information.html
        マリンデザインシステム FAX 045-242-2450
      〒232-0023横浜市南区白妙町4-42-3-207
少し小さめのシスターボート AIOLOS26

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