JPN150  SHARK  J    建造中(1)

予算の関係もあって、SHARK Jは愛知県尾西市、ティーワイ製作所で作る事になりました。元チタと言う名前でヨットを作っていた所で、立派の工場ではありませんが、職人さんは腕のよい方がいます。ただし、最近はレーサーなどを作った事もなくて、そのあたりのことを理解していただくのはちょっと時間がかかったようです。家族的雰囲気ですので、私も自由に工場に出入りして、型作りを手伝ったり、コア材をサウンディングしたり、楽しませてもらいました。ただ、社長自ら塗装やら積層やらしてしまうので、工程管理とか、もっと簡単に段取りとかする人がいないので、工程は遅れ気味で、こちらから工程表を作ったりする苦労はありました。結局、1996年3月に木型の製作が始まって9月初め完成するまで、私が10回、私と同行した以外に横山氏が数回、クルーが数回一ノ宮の先の尾西市まで出かける事になりました。建造中ずっと面倒を見てくれたティーワイ製作所の後藤さんの撮ってくれた写真を中心に建造中の様子を記録したいと思います。

3月末ごろ、
3月初めの予定が遅れている。フレームがたって、骨が入っている。
4月初め頃
フレームに薄板を方向を90度変えて2重張りを終えた頃。この後パテ入れして整形する。
4月18日
整形された木型に、離京のためにアルミホイルを張ってある。
5月7日
コア材の整形中。これでほぼ船体の型が決まるので、充分時間を掛ける。自分も2日間サウンディングに汗を流す。この後外皮を積層する。
外皮の積層後またパテ入れサウンディングして、7月1日ようやく木型より分離して反転する。感激の一瞬だが残念ながら立会いできなかった。 7月4日反転したハル。隣に木型が見える。このまま内部の補強を入れて船の形を維持する。

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