ZのはなしZのある風景

50台も半ばを迎えるおじさんが突然スポーツカーに乗るとどうなるか。
フェアレディーZに関するホームページと言うと、ショックを変えたらどうなるとか、オイルはどうこうとか難しいものばかり、素人さんのページは見つからなかったんで普通の(?)おじさんが作ってみました。

一応スペック  Z33 オートマ 標準車 USマフラー付 社外ナビ付 1年半落ちで14,000キロ弱の中古を購入。

35年ほど前初代のFAIRLADY Zが発売された。
銀座のショールーム、もしかしたら六本木のショールームだったかもしれない、シートに座ってみることができた。すっぽり体を支えるような感覚が忘れらなかった。
Z33が発表された。衝撃の300万円。すぐに買うということにはならなかったけれど、いずれは欲しいと思った、実現できそうな夢。
 発表から2年余り、ネットで調べればほとんど走っていないような中古が結構出回ってきた。買おうかなっと思うこと数回、実現しないこと数回。我が家でも休日の車争奪戦が時々起こるようになった。もう1台と思って、でもでも、もうちょっと手軽なものも検討したけれど、奥様は反対、買うんだったらZじゃないの・・・・。ありがたきお言葉。
 1年半落ち248万ナビ付、見に行ったら決めちゃうだろうなって思った、でも行ってしまった。2年落ち2000キロ、本皮シートパールホワイト258万も魅力だったけど、すぐに車検も来るし、ナビもついているから青Z君に決定。ETCをつけて諸経費込み270万、何とか予算内ですね。

我が家の車庫は1台しか収まらないので、近くに借りることにした。不動産屋さんにも駐車場にも「空き有り」って書いてあったけれど実は空きがなくて1日あまりご近所を走り回ってしまった。書類を揃えて、納車までの2週間、まずは保険。今まで乗っていたのは自分名義でなかったので高くつくことを発見、近頃流行の通販保険ではスポーツカーは引き受けないところもあり。またまたネットで検索、、同じような保障でも20%近い差があることを発見。今まではディーラーさんご紹介に従っていたので・・・。ネット割引8%のアメリカンファミリーに決定。カード払いにしたら支払ったのは結局3ヵ月後。


はっきり言ってZの性能にほれ込んで欲しくなったわけではない。ブランドとスタイル。乗る前の期待は速いだろうとか、箱根に行ったら楽しいだろう、とかじゃなくて、乗りこなせるといいな、疲れない車だといいな、うるさいのかな。期待と言うより不安。
厚木のNISMO CAR'S FACTORY ZELEで車を受け取って走り出した時はうれしかったけれど緊張。回りも良く見えないしミラーなんて遠くが見えない。ちょっとアクセルを踏んだらブーンて走ってしまう車に乗せられている感じ。ZELEのセールスは心配していたんじゃないかな。


運転のし難さ
 ネットなんかで調べると、後方視界が悪い、駐車に苦労する・とある。
確かに見えにくいけれどボディーも短いのでそれほど扱いにくくはない。駐車の時は、
車止めにボディーの下をこすらないように注意するのみ。乗り始めてすぐガリガリってやってしまった。但し回転半径は結構大きいので切り返しの回数は増える。
 困り物は、ボディーの幅、1.8メートルもある、いつも乗っていた5ナンバーボディーの比べて20cm近く広い。狭いところでは神経を使う。ドアーミラーからの視界は良好、バックミラーは上下方向の視界が狭いので遠方の後続車が見難い。と言うことは・・。
 ドアーが上まで来ているというか窓が上のほうにある運転者が沈み込んでいるので、窓から手を出して料金などの支払い、特に機械にお札や回数券を入れにくい。

運転の楽しさ
 自分にとってヨットは移動の手段でもないし、ホテルでもなくセーリングを楽しむもの、その延長にレースがあった。車はこのところヨットに行くための手段、旅行に行くための手段、仕事での移動手段、という訳で快適、疲れない、面倒がない経済的なことが重要だった。昔は運転するのが楽しかった、道は良くなかったけれど追越をしたり、高速道路でなくて楽しいところが多かった。最近はどこかに行くことが楽しいことはあっても運転は楽しいと感じなくなっていた、道のせいだと思っていたのだけど。ところがこのZ君に乗り始めて、走らせるのに神経を使うことはあるけれど、高速で走らなくても運転することが楽しくなってしまった。ちょっとそこまでも乗って行きたくなる。単純にどこかに行くために車に乗るのだったら、今まで乗っていたVISTAが楽で良いけれど、Zだとそこに行くまでに楽しめるという感じ。高速で走るのは非常に楽ちんです。
 片手で缶コーヒーを飲みながら片手で鼻歌交じりに走るという快適さというか、怠惰感と言うものありませんね。ハンドルは地面の変化に敏感に反応するし、パワステも重めにセッティングされているからついつい両手でまじめにハンドルを握ることになります。但しハンドルを切れば切った方向に素直に走ってくれるという感じでこれが楽しさですね。素人おやじの出すスピードでは広い幅のお陰でロールなんかも感じないし必ず曲がってくれるという安心感もあり、ついついカーブでアクセルを・・・・。

燃費
 無鉛プレミアム、つまりハイオク仕様な訳で大体レギュラーよりリッター10円ほど高い。タンクはなんと80リットルも入る。今は高値なんで安いスタンドを捜して入れている状態です。80リットルとなると、その重量も馬鹿にならないと思うのだけど面倒だからついつい満タンいれてます。満タンでの計算は、クルーズコンピューターの燃費より少し悪くなるようです。自分の行動では、大体リッター8.8〜9.8`走っています。燃費を気にしておとなしくということはしていませんが、三浦通いで第3京浜、横横道路が入るのでこんなものなのでしょう。10モードと同じくらいです。今まで乗っていた普通の車だと、田舎道に行って60キロくらいでスムースに走っていると燃費が良くなってくるし、高速でも80キロくらいが良いのだけど、Z君は60キロではほとんど伸びません。高速も80キロより100キロちょっとと言うところが経済速度みたいです。いくら経済速度と言っても罰金払ったら不経済速度になるんでその辺は難しいところです。いろいろな情報に寄れば多分RX8とかスカイラインより成績は良いみたい。街乗りだけだと5キロくらいかな。

1年経ってどうなったか
 
奥さんもZに乗るようになった。結果としてVISTAはガリバーさんに連れて行かれて我が家の駐車場にカバーのかかった青Z君が住むようになった。と言うことで燃費はちょっと落ちることになったけれど、全体の経費は安くなった。幸いたいした傷もなく1年を迎えた。オイル交換2回、窓が閉まらなくなるクレーム作業、ドアミラーのスイッチのクレーム交換、それも日産がレッドステージとブルーステージが同一車種を扱うと言うことになって我が家から一番近い車屋さんでお願いできることなったのでラッキー!初めのころの緊張感はないけれど、まだ運転が楽しい状態、いま気になるのは今年のマイナーチェンジのZ33の評判が良いこと、一度見てこようかな。
 あと、そろそろタイヤなんかも気になっているんだけど結構高価、デモねヨットのセールと比べるとスッゴク安い!
自分の中ではノースとミシュランが戦っている。続編はそのうち


事件・車検
1年と3ヶ月ほどで車検の時期が来た、近くの日産ブルーステージにおあづけ
普通に車検を終わり、ブレーキパッドの交換、フロントウィンド撥水加工のやり直し、等々。金額も普通の車並み。
車検を終わったら、タイヤに石が良く詰まるようになって、走る都度石をはじく・・・ような音がしていた。
金曜に出来てきて、日曜にいつものように海に行っていた、帰り道、畑の真ん中の道で、またまた石をはじいてピシッと言う音の次に来たのがガァー?????下の方からの音、ちょうど信号を交わして走り出したところだったんで30キロくらいだったのが幸いだったかな。おそるおそる下をみたら、フロントのアンダーカバーが、口を開けるごとく前のほうが地面にこすっていた。なんと、すべてのビスが締められていなかった、残っているビスは手で回った、と言っても3個のみ。
 仕方ないから前の方に2本移動、スペアタイヤのそばについているレンチのサイズがあったのでまわすことが出来てラッキー、でも車高が低いから奥の方は手が入らない。ビス2本で、そっと高速を走って帰ってきた。日産に直行。
 結局、アンダーカバー交換、交渉の結果整備代(ただし部品代は×でした。)を返却してもらった。
 皆さん、車検に出したら、ビスを点検しましょう!高速ではずれたら、どうなっていたんだろう、アンダーカバーはばらばら、原因もわからず、泣き寝入りだったかも、最悪破片がどこかに飛んで・・・・・?

すでに3万5000キロ、我が家に来てから走った距離のほうが長くなった。カバーを掛けてまだピカピカ。毎週の海通いの足から、仕事で都内の渋滞まで走っている。

夏休みに伊豆の山を走ってきた。1日ドライブしたら夕方は手が疲れた。ハンドル重いんですね。
山道でも燃費は落ちませんね、意外と燃費が伸びないのが50〜60キロの定速走行、5速に入りません!

写真をまとめてみました。2006/09/10

2011年 11月 売却!日産デュアリスに乗り換え、メーターは96000kmを越えていました。
 ワンコが2匹になって、旅行などに手狭になったことが主な理由。
 年齢を考えて、飛ばす事も無くなったのでそろそろかなと思いました。
 でも、手放すのにはとっても勇気がいりましたね。ピカピカに磨いて下取りに持って行きました。